中小規模の旅館・ホテル宿泊管理ソフト - 旅館ホテルフロントシステム（PMS）

3Mとは？

3Mとは、ムリ・ムダ・ムラの3つのMを表す言葉です。

「ムリ」は担当従業員に対して、スキル以上の結果を求めている状態を指します。「ムダ」は本来なら省略してもよい業務のことです。「ムラ」は各従業員によって業務内容にバラつきが出ている状況を表します。

例えば、従業員Aは休憩時間を取る暇もなく働いているのに対して、従業員Bは時間に余裕ができている状況であれば、ムラが発生しているといえます。

3Mが発生しやすい業務

業務改善にあたっては、3Mが発生しやすい業務を把握しておく必要があります。業務の現状を確認し、3Mが起きていないかチェックしてください。

資源が不足した業務

業務における資源とは、資金や人員、設備などのことです。資源が不足した業務でスキル以上の結果を求めると従業員の負担が大きくなります。また、資源に余裕のない業務は作業の質にムラをもたらし、ホスピタリティのクオリティ低下にもつながりかねません。

昔からの慣習で行っている業務

昔からの慣習で行っている業務は、多くのムダが潜んでいる可能性が高いです。例えば、必要以上に多い承認手続きや、集まるだけで内容のない会議など、不要なのに慣習化された業務は少なくありません。小規模の業務でも不要な作業が積み重なれば大きなムダとなるため、注意が必要です。

属人化が顕著な業務

属人化とは、特定の業務を担当する従業員が一人だけに固定されている状態のことです。属人化した業務は担当従業員のみに仕事が集中することになり、人員の稼働状況にムラが生まれます。また、担当従業員が辞める際には知識やノウハウを引き継ぐための研修が必要となるため、コストや時間がかかります。

業務改善ステップ

3Mを意識したうえで業務改善を行うことで、従業員によりよい職場環境を与えられます。ここからは、改善ステップをご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

現状を把握する

3Mを見つけるためには、現状把握が欠かせません。業務を可視化し、現在の業務の流れを確認しましょう。可視化の際には「現場の人員」、「業務の進め方」、「自社の設備」といった項目に分け、それぞれに関連した業務を抽出します。

3Mを洗い出す

業務の可視化で現状を把握したら、3Mを洗い出しましょう。洗い出しの際には、どの程度のムリ・ムダ・ムラが発生しているのか数値化すると、客観的な状況把握に役立ちます。

改善案を作り、実施する

3Mの洗い出し後は、具体的な改善案を作り、実施します。例えば、アナログな宿泊台帳によって業務に負担がかかっている場合は、フロント業務システムを導入するのも一つの方法です。システム導入で業務を効率化した分のマンパワー（労働力）は、ホスピタリティやサービスの提供に集中できますので、顧客満足度の向上につながります。

株式会社アイックプランでは、業務改善に役立つフロント業務システムをご提供しております。3Mをなくし、従業員が働きやすい環境を作るために、ぜひお役立てください。